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こんにちわ、爪川です
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今回のブログ記事では「脳振盪受傷から7-10日以内でのスクリーンタイムと脳振盪からの回復期間について」の文献を見ていこうと思います
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脳振盪の受傷後はいくつか気をつけなければいけないことがあります
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例えば「急に症状が変化する場合があるので受傷後は1人にならない」ことや「アルコールの摂取は控える」ことです
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この他にもスクリーンタイム(スマホやタブレット、PCなどの視聴時間)を控えることも推奨されています
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現に脳振盪受傷後48時間以内のスクリーンタイムを控えたグループ(48時間で中央値130分)と制限をかけなかったグループ(48時間で中央値630分)では、最初のグループの方が脳振盪からの回復が早かったとの報告があります(参照資料1)
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そして今回見ていく文献では8−16歳の48時間以内に脳振盪を受傷した子供を対象にスクリーンタイムと脳振盪からの回復期間について研究しています
スクリーンタイムと脳振盪からの回復期間
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研究概要
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この研究の大まかな内容です
概要
- 対象者は全てカナダの6−18歳の子供
- 48時間以内に脳振盪を受傷した633名(脳振盪グループ)と、48時間以内に整形外科的外傷を受傷した334名(外傷グループ)で調査
- 2つのグループで受傷後7-10日以内のスクリーンタイムを調査
- さらに受傷後7-10日以内は毎日、受傷後3ヶ月までは毎週、受傷後3-6ヶ月には2週間ごとに本人と保護者への症状の有無に関するアンケートを実施
- スクリーンタイムと症状の有無や期間を調査
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脳振盪は脳の怪我なので、脳に負担をかけるような長いスクリーンタイムは脳振盪からの回復を遅らせるのではないかと考えられます
結果
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この研究の結果です
概要
- 脳振盪グループと外傷グループを比較すると、スクリーンタイムが最も少ない子供と最も多かった子供は受傷後30日以内では脳振盪グループの方が症状が強かった
- 脳振盪グループではスクリーンタイムが平均的な子供の方が、スクリーンタイムが最も少なかった子供や最も多かった子供よりも症状が弱かった
- その他では、脳振盪受傷後の昼寝の増加、受傷前の長いスクリーンタイム、研究対象者内での高年齢も症状の強くなることを示唆する結果が出ました
まとめ
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今回のまとめです
概要
- 脳振盪受傷後7-10日以内であれば、スクリーンタイムは少なすぎても多すぎても脳振盪の回復に影響を与える可能性があり、ある程度の時間(スクリーンタイムの中央値は4.7時間/日)はスクリーンタイムが必要となるかもしれない
- ただし前述の研究と合わせると脳振盪受傷直後48時間以内であればスクリーンタイムは少なく、受傷後48時間〜10日にかけては少しずつスクリーンタイムを増やしていくことが現状では好ましい可能性も考えられる
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今回は以上となります。最後までお読み頂きましてありがとうございました!
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